エッセイ 懐かしい人 エピソード1

私がこれまでの人生で衝撃を受けた人物を思い出してみることにしました。

アオヤマ

だいぶ忘れてるけどね

通りすがりのいぬ

こんなとこで言えない人もたくさんいたでしょ

そう、こんなとこでは言えない人がたくさんいたのだ。

取り返しがつかない事態になってはいけないので、「こんなとこでは言えない人」については控えることにする。

今回は私がうんと昔に出会った女性について、とても短い文章です。

温泉コンパニオンM

若い頃、飲み屋で知り合った同い年の女性M。

たまたま飲みに行ったバーで意気投合し、よく一緒に飲みに行く仲になった。

家族に「ダイニングバーでウエイトレスをしている」と偽り、本当は温泉街でコンパニオンをしていたMは、毎夜コンパニオンの仕事でベロベロに酔っぱらっては仕事が終わると繁華街に繰り出していた。

ある夜「今A(男友達)とやってるからアオヤマもAん家においでよー!!」と、いつも通りベロベロのMから電話が来た。

Aの家に行くと、MはAとやっていた。情交を結んでいたのである。

そっちかーい

しかし。それは決して珍しいことではなかった。

そう、彼女は酒を飲むと激しく乱れてしまうのであった。酒と男をこよなく愛していたM。「気持ちよかったらそれでいい」が口癖のM。

短めのショートカットヘアーで美しい顔をした女は、特定の男は作らず毎晩のように取っ替え引っ替え男を抱いていた。もはや気持ちがいい。

Mは私に気が付くと、しなやかな裸体を起こし「アオヤマ来てくれたぁ!飲もう飲もう!」とビールを開ける。

見慣れた光景の中、私はMに生温かい笑顔を投げかける。

ハスキーな声で「アオヤマ大好き!会えて嬉しい!」と言うMは今日も美しい。

そして局部が丸見えである

私が県外に引っ越して疎遠になってしまったが、彼女は今どうしているんだろう。

まだやってそうだ。

通りすがりのいぬ

次は、下ネタは勘弁してよ

アオヤマ

わかってる

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